こういった疑問に答えます。
テスト前に危ない状況だと、徹夜で詰め込みたくなりますよね。
過去に徹夜をしたことがある学生は約60%で、徹夜をした理由として1位は課題やテスト勉強があげられています。
しかし、徹夜でテスト勉強を行うのは、実際効果があるのでしょうか?今回は徹夜のメリットやデメリット、そして徹夜を行う場合のコツについて紹介していきます。
徹夜でテスト勉強ってどうなの?意味はある?
徹夜の経験は皆さんにもあるのではないでしょうか?では、徹夜というのは本当に意味があることなのでしょうか?
結論から言うと、徹夜は決しておすすめできるものではありません。
例えば、1日で乗り気入れるような課題や、小テストの場合は、ある程度の成果が得られるかもしれません。しかし、普段からのテスト勉強では一丁一旦で成し遂げられるようなものではありません。
むしろ、徹夜をしてしまうことで、次の日に影響が出てしまい集中力や効率の低下が顕著にみられます。
したがって、徹夜を強いるようなテスト勉強は、長期的にみるとおすすめできない手段と言えます。
しかし、どうしても徹夜をしないといけない事情もあるかと思います。
次の項目では徹夜でテスト勉強を行うメリットデメリットについて、さらに細かく紹介します。
徹夜でテスト勉強するメリット
では、最初に徹夜で勉強するメリットについて3つほど紹介します。
勉強時間を多く確保できる
普段勉強しない深夜の時間を使うことで勉強時間が格段に増えます。24時から6時まで勉強したとすると、普段の勉強プラス6時間も勉強に費やすことができます。なので、1日で普段の何倍もの勉強が一気にできる計算になります。
静かな環境で勉強できる
深夜に勉強を行うので、日中と違い外の音や、家の中の物音に邪魔されず静かな環境で勉強に励むことができます。
さらに、他の人が行動していない時間なので、SNSの更新や連絡が少なくなり、気が散ることが少なくなります。
外の環境を完全にシャットアウトするには良い環境といえるでしょう。
直近のテストに有効
次の日が暗記テストのような場合、テストギリギリまでに頭に詰め込むことによって得点をあげることが可能です。
人の記憶は時間が経つに連れ、無くなっていきます。テスト直前まで問題に触れることが一時的な記憶への定着に繋がり、得点アップに結びつく可能性があります。
徹夜でテスト勉強するデメリット
それでは次に徹夜で勉強するうえでのデメリットについて3つほど紹介します。
記憶力の低下
人の脳は睡眠をとることによって記憶を整理して定着させていきます。
記憶の定着にとって大切な睡眠を削ることは、頭から記憶が抜けやすくなっている状態なので、短期記憶に対しては効果があるかもしれませんが、長期で見た時、必ず抜け落ちてしまいます。
定期試験で高得点をとるとなると、広い範囲を覚えなくてはいけないので、睡眠を削ってまで勉強することは逆効果になってしまいます。
勉強効率が悪くなる
睡眠をとることで脳は休憩をしています。徹夜のために無理やり脳を起こしてしまうと、脳が休息をとる時間がなくなり、結果的に一日中頭の回転が鈍くなってしまいます。
そうなると1つの問題に対して取り掛かる時間も長くなり時間のロスにも繋がってしまいます。
さらに普段勉強しているはずの日中でも、眠気に襲われてしまい勉強が手につかなくなります。
体調を崩しやすくなる
睡眠をとることで体内の修繕や回復を促す成長ホルモンが分泌されます。
また、脳を休憩させることで自律神経を整えることができるので、ストレス解消にも効果があります。
逆に睡眠をとらず脳を働かせ続けると、体内の修繕も行われにくくなり、免疫力が低下し病気になりやすい健康状態になってしまいます。
風邪を引いてしまうと勉強はおそらくできなくなってしまうでしょう。
徹夜でテスト勉強をする場合のコツ
上記で紹介したデメリットを理解した上でなお、徹夜で勉強しなくてはいけない方もいますよね。
ここでは、そうした徹夜を決行しなくてはいけない人のために、デメリットを少しでも減らせるようなコツを4つほど紹介します。
仮眠をとりながら勉強する
一睡もせずにテスト勉強をしてしまうと、脳の疲労が取れることなく記憶直の低下や集中力の低下が起こってしまいます。
なので、短めの仮眠をとることで、脳を休めながら勉強を続けることができます。ここで注意すべき点として、仮眠時間が挙げられます。
長時間の睡眠は、脳が完全に睡眠モードへと切り替えてしまうので、そこから起きるとなると大きな負荷がかかってしまいます。なので、15分ほどの短い睡眠を何回かに分けてとることがおすすめです。
勉強のスケジュールを立てる
徹夜は時間を大量に確保できるゆえ、余裕ができてしまい、怠けてしまう傾向があります。
なので、時間ごとにスケジュールを立てることによって、中途半端になってしまう勉強を正すことができます。
また、あらかじめ予定を立てておくことで、次に何をやるか悩むことも減り、時間を効率よく使うことができます。
体を動かす
徹夜のテスト勉強になると、長時間座りっぱなしになってしまい血流が悪くなり、眠気にも襲われやすくなります。
休憩中に体を動かすことによって血流を改善し、眠気を飛ばすことができます。また体を動かすことによって、脳に活動時間がきたと錯覚をおこさせることができるので、そういった面でも眠気を飛ばすことができます。
体を動かすといっても、軽いストレッチなどで大丈夫なので、眠くなってきた時に取り組むと効果的です。
シャワーを浴びる
シャワーを浴びることで眠気を取り除くことができます。シャワーの時間が無駄に感じる人は顔を洗うだけども効果的です。
方法としては、あったかいお湯と冷たい水で交互に顔を洗うというものがあります。交感神経と副交感神経が刺激されるので、それによって自律神経の乱れが正され、結果的に眠気を払うことができます。
私自身、この方法を試した際に、眠気が驚くほど解消されたので、おすすめの方法です。
徹夜でテスト勉強しなくても良いよう普段から備えよう
ここまで徹夜のメリットや、徹夜をする際のコツを紹介してきました。
しかし、徹夜というのはあくまでも最終手段であって、普段からテスト勉強を行い余裕がある状態でテストに挑むのが一番です。
徹夜をすることによって体調を崩したり、集中力を欠いてしまうと日中も引きずってしまい悪循環を生み出してしまう恐れもあります。
そうなってしまってはテストで高得点は取れるはずがありません。
適度な睡眠をしっかりとって、毎日勉強を積み重ねることによって高得点は生まれます。そのためには、勉強をする習慣を小さい時からしっかりと身につけ、自分にあった無理のない勉強スケジュールを立てることをおすすめします。
最近ではオンラインで気軽に学べる家庭教師や塾もあります。こういったサービスを利用すると短期間で効率よく勉強できるのでおすすめです。
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今回は徹夜での勉強について解説していきました。万が一徹夜で勉強をしなくてはいけない状況になった時は今回の内容を参考にしてみてください。