こんな疑問に答えます。
模試の前日はどのように過ごしていますか?
もしかすると「どうせただの模試。本番じゃないし、楽勝じゃないの?」と考える人もいるかもしれませんね。
しかし、前日だからこそすべきことや、少しでも点数をあげるためのポイントは存在します。
当記事では、模試前日のおすすめの過ごし方と、点数アップのコツを紹介します!
模試前日の過ごし方はそんなに重要?
模試といえど、甘く見ると痛い目に会うことになります。
なぜなら、模擬試験では志望校に対する合否判定が出る場合がほとんど。例えば、“合格率50%”や、“合格率80%”などと表示されてしまいます。
もし、自分の志望校に対する合格率が20%と出てしまったらどう思うでしょうか?
多少なりとも、落ち込みますよね。
だからこそ、模試の準備は大切です。特に、模試の前日準備は言うに及びませんね。
こちらでは、模試で良い結果を出すための前日準備の方法を、3つのテーマに分けてご紹介します。
勉強、食事、睡眠の3つのテーマになります。
ポイントは、“できる限り本番のつもりで受けること”です。
模試前日の過ごし方【勉強法編】
模試前日の勉強のやり方についてご説明します。
ここで大切なのは、やはり模試ではなく、本番の試験のつもりで準備することです。
模試を受けている時期なので、本試験に出る内容を全部は学習していないかもしれませんね。そのため、模試を受ける時点までで学習した内容を復習すると良いでしょう。
これまでに学習した部分のノートや参考書、問題集などを一通り振り返ります。
模試前日なので、重要ポイントを中心に確認することがオススメです。
注意点としては、一からすべて解かないこと。
試験前日にそんな時間はありません。
以下では、模試前日における科目別勉強法をご紹介します。
数学
数学は解法と例題を中心に確認しましょう。
時間があれば、これまでに間違えた箇所を見直すのもグッド。
見やすいノートを日頃から作っていれば、復習しやすいはず。
もしも今現在、見やすいノートではない人は、今後は気をつけてノートを書いて下さいね。
国語
模試前日に国語の読解力を上げようと思っても、時間が足りませんよね。
前日では、国語の知識系のポイントを復習するのがオススメ。古文や漢文において、文法や単語の意味を確認すると良いでしょう。
古文や漢文の復習時、学校の授業などで前に行った文章やノートを復習すると効率的です。文法と単語の意味が両方とも確認できます。
他には、以前に間違えてしまった漢字の見直しも効果的ですね。
英語
英語に関しては、学校や塾で習った長文問題の見直しがオススメ。
特に音読することで、記憶に残りやすくなります。文法や単語を確認しながら、音読を行って下さいね。
他にはリスニング対策として、リスニング用CDなどを聞いておくと、耳を英語に慣らすことができます。前日なので、すでに聞き慣れているものがオススメですよ。
以上で模試前日における科目別勉強法をご紹介しました。
他の科目についても基本的な勉強方法は一緒です。
大事な公式や解法を確認したり、覚えておくべき知識を一通り確認して下さい。
ただ、睡眠時間を確保するためにも、一夜漬けのような無理のある勉強はオススメしません。
この後に詳しく説明しますが、試験で最大限のパフォーマンスを発揮するために、良い睡眠は必要不可欠です。
ぜひ、模試前日には無理をせず、重要事項の確認に徹して下さいね。
模試前日の過ごし方【食事編】
模試前日は、家で家族と一緒に過ごす人が多いのではないでしょうか。
特に、模試前日の夜に友人と食事等に行くのは、避けたほうが無難です。
受験本番の前の夜に外へ遊びに行く人はきっといませんよね。
理由は一緒です。試験前日に風邪でも引いたら最悪ですよね。
それでは、模試前日の食事の食べ方や食事内容について、4つの注意点をご紹介します。
①食べ過ぎない
前日に食べ過ぎると、模試当日にお腹をこわす可能性があります。
多少、お腹が痛い程度なら我慢できます。しかし腹痛がひどくなると、試験中にトイレに行かなくてはならないかもしれません。
試験中は1分1秒でも長い時間、問題を解きたいものですよね。
試験中の腹痛を避けるためにも、食べ過ぎに注意して下さい。
②消化に良い物を食べる
こちらも、お腹をこわさないためです。消化に悪い物を食べれば、お腹をこわしやすくなりますよね。
他にも便秘気味の人は、消化に良いものを食べることによって、翌朝に便通があるかもしれません。
そして、消化に良い物を食べられるように、いつも食事の準備をしてくれているご家族にお願いすると良いでしょう。
ぜひ「明日の模試でがんばれるように、今日の夜は〇〇を作ってね。」などとお願いしてみましょう!
③体に悪い物を避ける
良い食材を食べることは重要ですが、それと同じくらいに大切なのが、体に悪い食べ物を避けることです。
まず、冷蔵庫の中にずっと残っていて、変なニオイのする食材は避けましょう。
他には、スナック類などのお菓子を大量に食べるとお腹をこわすことがあります。
また、カフェインの入ったコーヒーやエナジードリンクを飲みすぎると、夜に眠れなくなる可能性があります。カフェインには覚醒作用があるためです。
ぜひ、体に優しい食材をとって模試を受けて下さいね!
基本的には、自然に近いものが体に優しいはずですよ。
④必要な食事をとる
食べ過ぎることの逆で、食事をとらないことも問題です。
必要な食事をとらないと、脳に栄養が届きません。
近年では、ダイエットなどで慢性的に栄養不足になってしまっている人もいる様子。
栄養不足の状態では、勉強に集中することも難しいはずですよね。
ぜひ、必要な食事をとって模試に臨んで下さいね!
模試前日の過ごし方【睡眠編】
模試前日の睡眠の取り方について一番大事なことは、睡眠時間をしっかりと確保することです。
睡眠中に分泌される成長ホルモンには、記憶力や集中力を高める機能があります。
睡眠時間が短いと、成長ホルモンが十分に分泌されません。
つまり、睡眠が少ないことで、記憶力や集中力が低下してしまうのです。
本来の記憶力と集中力を発揮するためにも、十分な睡眠をとって下さいね。
でも、模試前日にどうしても緊張して、眠れないことってありますよね。
そのような時は、目を閉じて横になっているだけでもオッケー。
もちろん、睡眠ほどではありませんが、脳を休ませることができます。それに、あわよくばそのまま眠ることができるかもしれません。
万が一眠れなくても大丈夫。一晩くらい眠れなくてもどうにかなると良い意味で開き直って、身体と脳を休ませてあげて下さいね。
模試前日の過ごし方【まとめ】
以上で、模試前日の過ごし方についてご紹介しました。
大切なのは、なるべく試験本番のつもりで臨むこと。
試験本番のつもりで取り組めば、模試が本試験のシミュレーションになるはずです。
社会人のプロの現場では、一発勝負はしません。
例えば、プロの舞台演劇が行われたとします。
お金をキチンともらうプロの舞台演劇では、本番前に必ずリハーサルをします。
本番前に本番とまったく同じ演技をするのです。単純に考えれば、時間もかかるし、面倒くさいものかもしれません。
では、なぜわざわざ時間をかけてリハーサルをするのでしょうか?
みなさんなら、もうお気づきですね。そうです。本番で失敗しないためです。
みなさんも受験本番で失敗しないために、受験本番のリハーサル(模試)をしっかりと行って下さい。きっと成功できるはずです。
みなさんの良い結果を心からお祈りしています。