こういった疑問に答えます。
勉強中に眠くなった経験はありますか?
きっと多くの人が睡魔に襲われた経験をお持ちのことでしょう。
人間にとって睡眠欲は最も大切な欲求の一つです。眠らないと病気になってしまいます。
しかし、授業中や勉強中に眠くなって勉強に集中できなくなるのは困りもの。
ここでは勉強中に眠くなる理由とその対処法をご紹介します。
ポイントは大きく分けて2つ。1つは眠気を受け入れること。そしてもう1つは、眠気を打ち消す工夫をすることです。
勉強中の眠気!なぜ勉強中に眠くなるのか?
そもそもなぜ、勉強中に眠くなってしまうのでしょうか?
最も大きな理由の一つとして、普段の生活で十分な睡眠が取れていないことが挙げられます。
夜更かしをして短い時間しか寝ていない人はやはり、睡眠不足になります。
または長い時間、睡眠のための時間を取れていたとしても、眠りの質が悪いと睡眠不足と同じ状態になってしまいます。
睡眠不足があるとそれを解消しようとして、日中に身体が眠ろうとします。
他には「午後2時から午後4時くらいの間は、人間が眠くなる時間である。」という説もあります。
例えば、海外では“シエスタ”といって午後1時ごろから午後4時ごろまで、昼寝ができる制度を持つ国が存在します。
もしかしたら、午後2時から午後4時くらいに人が眠くなることを知っていたからこそ生まれた制度かもしれませんね。
いずれにせよ、授業中や勉強中の眠気を上手に克服する必要があります。
以下では学校や家で、勉強中に眠くなってしまったときの対処法をご紹介します!
学校での勉強中に眠いときの対処法
眠気を覚ますツボを押す
勉強中に眠いとき、ツボ(経穴)を自分で刺激することによって眠気の緩和を図ります。
※ツボ(経穴)とは東洋医学の一つ。身体表面の特定の部分に指圧などで刺激を与えます。体調を調整したり、さまざまな症状の緩和を図ります。
ここでは授業中も手軽に行えるような手のツボを中心に、2つほどご紹介します。
合谷〜ごうこく〜
合谷とは、手の後ろの面の親指と人差し指の間のツボ。親指と人差し指の骨の合わさるところのくぼみにあります。
押し方としてはまず、なるべく大きく親指と人さし指を開きます。そして、もう一方の手の親指と人さし指ではさむようにして力を加えます。
中衝〜ちゅうしょう〜
中衝とは、手の中指の、爪の生え際の親指寄りにあるツボ。
押し方としては、親指と人さし指でツボをはさむようにして力を加えます。
参考元:翁鍼灸院 眠気解消のツボ
無理をせず、痛すぎないように注意して指圧を行なって下さいね。
イタ気持ちいい程度の指圧がオススメです。
お茶などを飲み、カフェインを摂取する
カフェインには眠気を軽減する作用があります。カフェインを含む飲み物としては、コーヒーが有名ですね。
しかし、コーヒーだけでなく、お茶の茶葉にもカフェインは含まれています。お茶の茶葉を使っている飲み物にはカフェインが含まれていると言って良いでしょう。
最近は水筒の持ち込みが可能である学校や塾が多いですよね。
もし、あなたの通う学校や塾で水筒の持ち込みが可能であれば、お茶の茶葉を使った飲み物(お茶、ほうじ茶、紅茶など)を持って行って下さいね。
もちろん、コーヒーが好きでしたらコーヒーを持って行ってもオッケーです。
眠気覚ましだけでなく、良い気分転換にもなりますよ!
仮眠をとる
どうしても眠いとき、時間を決めて積極的に仮眠をとることにも効果があります。
こちらは勉強中に眠いとき、眠気をいったん受け入れる手法ですね。
積極的に仮眠をとることを専門用語で“パワーナップ”と呼びます。
パワーナップの基本は20分前後の短時間の仮眠を行うこと。特に姿勢は決まっていませんが、長時間の睡眠にならないように注意する必要があります。
やはり授業中に行うと先生に怒られる可能性が大きいでしょうね。
休み時間や先生のいない自習時間などに行うのがオススメですよ。
家での勉強中に眠いときの対処法
パワーナップを行う
先ほど「仮眠をとる」ことについて説明しました。こちらは家で行うバージョンとなります。
家では、積極的な仮眠である“パワーナップ”を行いやすくなりますね。授業中ではないため、誰かに気を使わずに積極的に仮眠することができます。
しかし、だからこそ長時間の睡眠にならないように注意が必要です。
対策としては、例えば家族に20分で起こしてもらうように頼むと良いでしょう。一人で起きたい場合は、目覚まし時計やスマートフォンのアラームを設定するのもグッドです。
勉強中に眠いとき、ぜひ積極的な仮眠をとって下さい。
眠気がとれて、さらにスッキリした状態で勉強を再開できますよ!
カフェインやメントールを摂取する
カフェインについては、「学校での勉強中に眠いときの対処法②」ですでに説明しました。
家ではカフェイン入りのコーヒーやお茶が飲めるのはもちろん、ミント入りのガムなどを自由に食べることができます。
ミントには、爽快感や清涼感を与えるメントール(メンソール)が含まれています。そのため、昔から眠気覚ましとしてミント入りのガムは利用されて来ました。
ドライバーが眠気覚ましにミント入りガムを食べているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
ただし、カフェインやメントールも摂取しすぎると身体に良くない場合があります。
適度な量を心がけて、上手に付き合って下さいね。
積極的に気分転換を行う
家での気分転換は授業中と比べて自由が利きます。だからこそ、その時の自分にあった眠気覚まし法やリフレッシュ法を積極的に行って下さい。
気分転換とは、勉強中に「間(ま)をとる」こと。
自分に合った、自分がワクワクする気分転換を行うことが大切です。つまり、自分の好きな方法で気分転換して良いのです。
オススメの方法としては、運動をしたり、お風呂に入ることです。勉強中の眠気をリセットすることができますよ!
これらの方法によって、意識を勉強から切り離し、意識全体をリセットすることも可能となります。
意識をリセットすることで、眠気が覚めるのはもちろん、気持ちを新たにして勉強に取り組むことができます!
勉強中に眠くならないように普段から気をつけるポイントは?
勉強中に眠くなる理由として、日頃の睡眠不足がありました。
そして睡眠不足が続くと、昼間に眠くなってしまう傾向がありましたね。
どうすれば昼間の眠気を防ぐことができるでしょうか?
みなさんなら、もうお気づきですね。そうです。
毎日の生活でしっかりと質の良い睡眠をとることです。そうすれば、日中に眠くなる機会を減らすことができます。
質の良い睡眠をとるために1つ注意点があります。
みなさんはスマートフォンを持っているでしょうか?筆者が実際に中学生に聞いてみたところ、クラスのほとんど(約8割)の人が持っているそうです。
就寝前にスマートフォンを見ると、脳が覚醒してしまう可能性があります。スマートフォンの強い光によって、脳が昼間だと勘違いしてしまうためだとも言われています。
質の良い睡眠をとるために、寝る前はスマートフォンを見ないようにすると良いでしょう。
それでは、自分に合った睡眠時間を確保し、質の良い睡眠をとって下さい!
勉強中にどうしても眠くなったときは、これまでに紹介した対処法を試してみて下さいね!