こんな疑問に答えます。
みなさん、普段の勉強でノートを使っていますか?
小学生の頃はノートをとる習慣がなくても、中学生から使い始めたという人も多いのではないでしょうか。
しかし、うまくノートを使えてる人はどれぐらいいるでしょうか。
ノートは使い方が重要で、使い方次第で成績アップにつなげることも可能です。
今回は中学生の向けて、成績が上がるノートの使い方を紹介します。
そもそも中学生の勉強でノートは必要なの?
「そもそもノートって必要なの?」と疑問に思っている人もいるかもしれません。
結論から言うと、ノートは必要です。
なぜなら、知識を整理したり、学んだことを保管しておくのに便利だからですね。
頭だけで記憶しようとしても限界があるため、ノートうまく活用して勉強することが大切です。
以下では、中学生の成績を上げるためのノートの使い方を中心にご紹介します。
ポイントは、ノートを使うと知識の整理と理解ができるということです。
中学生の勉強ではノートのとり方が重要
みなさん、どのように書かれたノートが上手く書かれていると言えるのか、ご存知ですか?
「キレイに書かれたノート」や「色使いがカラフルなノート」など色々な意見があることでしょう。
良く書かれたノートとは、「何がどこに書いてあるのか一目でわかるような、良く整理されたノート」のことを指します。
しっかり整理されたノートであれば、後になって復習する時にとても見やすいはず。
定期テスト対策や受験対策のために、以前書いたノートを復習することがありますよね。
その時ノートが良く整理されていれば、素早く知りたい情報を見つけたり、ストレスなく復習をしたりすることができます。
つまり、ノートが整理されていると勉強の効率が上がります。だからこそ、整理されたノートを取ることを心がけて下さい。
ここで、一つ注意点があります。
それは色を多用しすぎないこと。
色の付いた鉛筆やボールペンを、授業中に使う人は多いですよね。
だた、色の種類は2色か3色までがオススメです。
それ以上だと、その時の気分によってさまざまな色を使ってしまう傾向があるからです。
つまり、ただカラフルなだけのノートになってしまい、どこが重要なのかわからなくなってしまいます。
そしてさらに、勉強の効率を上げる色使いのポイントがあります。
それは、各色に明確なルールを作ること。
例えば、赤色は「新しく学んだ重要ポイント」を書くことに使用して、青色は「過去に学んだ重要ポイント」を強調するために使用します。
そのようにすれば、後で振り返った時にわかりやすくなるはずですね。
このように、自分なりに色ペンを使う基準を作って下さい。
それぞれの色にどのような意味を持たせるかは、その人の自由です。
色ペンを使って、整理された見やすいノートを作って下さいね!
中学生の成績を上げるためのノートを活用した勉強法
ここでは、中学生に効果的なノートを活用した勉強法について3点ほど、ご紹介します。
①理解できるように整理する
先ほど、良く整理されたノートこそが、良く書かれたノートであると説明しました。
ただ、授業中は先生の板書等を書き留めることで精一杯の人も多いですよね。
なかなかにして上手に整理する時間がないかもしれません。
そのため、教科書や学校で書き留めたノートはメモ程度にとどめておいて、それを参考にノートを作り直すことがオススメです。
いわゆる“まとめノート”と呼ばれる物です。
「そんなのめんどくさい!」という声が聞こえてきそうですね。
でも自分なりにノートを再度まとめることで、学習内容を整理して、理解することができます。実は、きちんと理解することで、物事は暗記することができます。
暗記するためにも、ノート整理は効果的ですよ。
定期テスト対策にもオススメです。
②効率的に復習する
ノートを上手に書くことで、ノートを見直した時、復習するポイントがわかりやすくなります。
では、どのように書けば、復習ポイントがわかりやすいようにノートを書くことができるのでしょうか?
例えば、数学を勉強しているところを想像して下さい。
その時、自分で解けなかった問題に対して、解き方やその答えをノートに書き込みますよね。たいていの人はここでノートを終わらせてしまいます。
しかし、この答えの下に、間違えた原因や理由をメモして下さい。例えば、「Aという公式を知らなかったから、解けなかった」などです。
このようにノートを書くことで、見直した時に、復習するポイントがわかりますよね。
勉強の効率やスピードがアップします。
復習しやすいように上手にノートを活用して下さい!
③暗記する
ノートを書くことは、暗記するためにも効果的。
単純に、ノートに書くことで記憶に定着しやすくなります。
目で見るだけでは、視覚しか使いませんが、手を使って書くことによって視覚だけでなく、触覚も使うことができます。
五感をたくさん使うことで、記憶が定着しやすくなる効果があるといわれています。
他には、ノートを暗記帳として利用することもできますね。
例えば、暗記したい英単語とその意味をノートに箇条書きにして、それを毎日、音読してみてください。
そして、しっかり覚えられたら、覚えた単語をリストから外して行って下さい。
音読することによって、聴覚も使います。自分の発音を自分の耳で聞くからです。
つまりここでは、視覚と触覚に加えて聴覚も使っています。
なるべくたくさんの感覚を使うことによって、記憶に残りやすくなりますよ。
勉強効率があがる!中学生向けの正しいノートの選び方
ここでは、ノートを選ぶ時のポイントを箇条書きでご説明します。
値段
値段については、特に決まりはありません。
ただ、安すぎるとすぐにボロボロになったり、ページが外れてしまう場合があります。
その点、ある程度高くても信頼できるメーカー品は安心です。
大きさ
ノートの大きさは、持ち運びやすさを重視すると良いでしょう。
特にB5サイズのノートは、大きすぎず、小さすぎないサイズでオススメ。
“まとめノート”を作成する時、もっと大きいサイズのノートが使いたくなるかもしれません。その場合、A4サイズのノートを使うのもグッド!
厚さ
ノートの厚さは、ノートを取る量によって決めると良いでしょう。
ノートをたくさん取る科目の場合、ページ数の多いノートがオススメ。
一冊にたくさんの量を書くことができます。
そして、あまりノートを取らない科目の場合は薄いノートでも十分です。
薄いノートの方が、持ち運びは楽になりますね。
罫線(けいせん)
ノートにもともと入っている、横の線を罫線と呼びます。
罫線の幅や罫線のあるなしは、基本的には自分の好み。
罫線が必要ない人は、罫線なしのノートを購入して下さい。
そして、罫線が必要な人も、自分にとって書きやすい罫線幅の物を選んで下さい。
罫線のメリットは、一定の基準で文字を書けること。
文字の大きさを統一しやすいため、キレイなノートを取ることができます。
以上で、中学生のノートの選び方についてご説明しました。
細かいスペックについての内容が多かったですね。
でも、自分にとってワクワクしたり、楽しそうなデザインのノートを選ぶことも大切。
自分が気に入ったノートは、きっと大事に使われるはず。愛着も湧きますよね。
ぜひ、見た目も重視してノート選びをして下さい。
中学生のノートを活用した勉強法(まとめ)
以上で、中学生のノートを活用した勉強法を中心にご紹介して来ました。
あなたにとって使いやすいノートを用意して、これらの勉強法を実践してみて下さい。
塾の講師経験者いわく、ノートがきちんと整理されていて見やすい人は、成績が良いことが多いそうです。
ぜひ、ノートを上手に活用して、日々の学習や受験に役立てて下さい!