勉強・学習 PR

【漢検準1級の勉強法】合格するためのポイントと注意点

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
漢検準1級を受けたい人
漢検準1級を受けたい人
漢検準1級に挑戦したいけど、効率的な勉強法はなにかあるかな。受ける際のポイントなど、漢検について詳しく知りたいです。こういった疑問に答えます。当記事では、漢検準1級について、効率的な勉強法や合格のためのポイントをご紹介します。

こういった疑問に答えます。

漢検準1級についてどんな印象がありますか?

「とても難しそう」または「なんだか敷居が高そう」など、少し敬遠している人が多いように見受けられます。

では実際の所、漢検準1級とはどのような試験なのでしょうか?

漢検準一級は、一言で言うと、漢検2級までとは次元の違う試験。

これまでの級では出題されなかった常用漢字以外の漢字が約864字も出題範囲に加わります。

次元は違いますが、しっかりとした対策を行えば十分に合格することは可能です。

この記事では、漢検準1級に合格するための勉強法を中心にご紹介します。

ポイントは、“出題されやすい分野を中心に勉強すること”です。

なぜ漢検準1級が必要なの?2級との違いは?

先ほども説明しましたが、漢検準1級では、常用漢字以外の漢字が出題範囲に入ります。

普段から明治時代の文学などに親しみがない人は、ほぼ理解できない漢字のオンパレードででしょう。

さらに、常用漢字として認められている読み方以外の読み方(表外読み)も新たに出題されます。

つまり、見たことも聞いたこともない漢字にたくさん出会えます。

では、なぜ漢検準1級が必要なのでしょうか?

もちろん、必ずしもなくてはならない資格ではありません。

しかし、漢検準1級を勉強することで、日本の過去の文豪達が書いた作品が読みやすくなりますね。

これは、大学受験で国語系の科目を受験する人にとって、きっとプラスになるはず。なぜなら、語彙力がアップするからです。

また、大学受験や就職試験の際に、能力評価や人物評価の対象になることもあります。

ぜひ、入学・就職試験のアピール材料の一つとしても、漢検準1級取得にチャレンジしてみて下さい!

漢検準1級の難易度・内容・勉強時間・合格率

難易度

漢検準1級の難易度は、大学、一般程度と言われています。

対象となる漢字数は、常用漢字以外の漢字を含む約3000字。

常用漢字は2136字なので、残りの約864字が常用漢字外となります。

見慣れない漢字がたくさん出題されますが、大部分は2級までの出題範囲と同じとも言えます。

ぜひ、ポジティブに考えて挑戦しましょう!

内容

内容としては、

  • 漢字の読み
  • 漢字の書き取り
  • 故事、諺
  • 対義語・類義語
  • 同音・同訓異字
  • 誤字訂正
  • 四字熟語

となります。

一番重要なのは、漢字の“読み”と“書き取り”の設問になります。

配点が非常に高いので、しっかりとした準備が必要です。

また、四字熟語の設問に関しても配点が高いため、用意周到な対策をして下さい!

勉強時間

勉強時間に関しては、3ヶ月程度を目安にするのがオススメ。

勉強法については次章で説明しますが、あまり長期間に渡ってダラダラと勉強すると、かえって非効率になることがあります。

また、受験する人の漢字力によって、勉強時間には個人差があります。焦らずにやるべきことを行って下さい。

合格率

漢検準1級に関しては、200点満点中、80%程度の正解で合格となります。

そして、準1級における合格率は、2020年度第二回の試験においては19.6%という結果でした。

つまり、受験生の約5人に1人しか合格していない計算になります。

※ただし、漢検準1級の合格率は試験ごとにブレがあります。約15%程度が平均的な合格率だと言えます。

また、同時期の漢検2級の合格率が27.3%で、受験生の約3.7人に1人が合格している計算になりました。

参考:日本漢字能力検定ホームページ 2020年度 受検データ

以上から、漢検準1級は2級と比べても、さらに受かりにくい試験であると言えます。

ぜひ、十分な対策を行った上で、試験に臨んで下さい!

漢検準1級を効率よく勉強するポイント

あらゆる資格試験にも共通していますが、漢検準1級対策のポイントの1つとしては、“過去問題集(通称:過去問)をしっかりと解くこと”が挙げられます。

※過去問題集とは、漢検準1級の試験において、過去に実際に出題された問題が載っている問題集のこと。

なぜなら、過去問を解くことによって、自分の得意分野や苦手分野を把握することができるからです。

そして、資格試験に合格するためには、苦手分野を克服する必要が出てきます。

「過去問を解く→苦手分野がわかる→苦手分野を中心に勉強する」というサイクルが大切。

そして苦手分野を勉強するためには、漢検準1級対策用の参考書やテキスト、ワークブックなどを使って下さい。

ただし、漢検準1級に関しては、初見ではほぼ過去問が解けない状態であることが多いかもしれません。

もしそのような状態であるならば、すぐに漢検準1級対策用の参考書や問題集に取り掛かると良いでしょう。

つまり、勉強初期の段階では、

 

「過去問を解く→苦手分野がわかる→苦手分野を中心に勉強する」の内の「過去問を解く」比重を軽くして良いと言えます。

勉強が進むにつれて、過去問を解くことができるようになるはずです。

ぜひ、このサイクルを繰り返して、徐々に実力をつけて行って下さい。

漢検準1級を勉強する際の注意点

①書いて覚える

漢検の勉強は、書いて覚えることが基本になります。

目で見るだけでも漢字の“読み”は覚えられます。

しかしそれだけでは、漢字の“書き取り”は通常は覚えられません。ましてや普段使い慣れていない漢検準1級の非常用漢字を覚えるためには何度か書くことが必須です。

また、漢字の“書き取り”は、漢検準1級の中でも最も配点が高い分野になります。

ぜひ、過去問等で解けなかった漢字は、書くことによってしっかりと覚えて下さい!

②ポイントを絞って勉強する

漢検準1級は、見たこともない漢字が多く出題されます。

しかし、すべてを完璧に暗記しようとすると、大変な時間がかかってしまうでしょう。

そのため、ポイントをある程度絞って勉強する必要があります。

配点の高い設問としては、漢字の“読み”と“書き取り”、そして四字熟語が挙げられます。

四字熟語に関しては、意味もしっかりと確認しながら勉強して下さい。

もし必要性を感じたならば、四字熟語の辞典を用意するのもオススメです。

また、文章題も出題されますが、基本的には漢字の“読み”と“書き取り”の問題が出されます。

そのため、特別な対策は必要ないと言えるでしょう。

ぜひ、配点の高い重要なポイントから勉強して下さい!

200点満点を取る必要はありません。

③ムリをしない

漢検準1級がどうしても手に負えない場合、漢検2級などに級を下げて勉強するのも勇気のある選択。

漢検準1級に挑戦するには、2級レベルの実力は必須です。

そのため、漢検準1級がどうしても難しいと感じる人は、漢検2級の過去問や問題集を解いてみて下さい。

自分の今の実力が分かれば、やるべきことが見えてくるはずです。

ぜひ、ムリをしない範囲でがんばって下さい!

漢検準1級を活かして人生を有利に過ごそう

漢検準1級に合格することで、大学入試や就職試験で有利になりことがあります。

漢検2級を持っている人はそこそこいますが、漢検準1級を持っている人は滅多にいません。

そのため、試験等でアピールすれば、きっと強い印象を与えることができるはずですね。

ぜひ、漢検準1級に合格して「私は漢字が得意である」と胸を張って言って下さい。

それでは、みなさんのご多幸をお祈りしています!