こんな疑問に答えます。
お子さんのクラスにテストで当たり前のように満点をとる子っていませんか?同じ学校に行って、同じ授業を受けているのに何が違うのでしょうか?今回は、満点をとる子が実際にしている勉強法を紹介します。
どうしてうちの子はテスト勉強をしないの?
まず大前提としてテストで高得点や満点を取るには、計画的に勉強をすることが必須です。しかし、それができていない子が多くいます。
なぜテスト勉強をしないのでしょうか?考えられる理由について4つ説明します。
必要性を感じていない
小学生だとテストで高得点を取ることに意味がないと感じてしまうことがあります。
テストでどのような点を取っても進級出来ますし、中学受験を考えていなければ尚更、テスト勉強をしてまで点をあげようという気持ちにはなりません。
勉強に対しての優先順位が低い
小学生になると、スマートフォンやゲーム、漫画や友達との外出など夢中になるものがたくさんあります。
このような誘惑が多い中では、勉強を後回しにしてしまう傾向があります。
勉強についていけなくなった
小学生の時は、勉強で分からないことに対して意欲的に質問することはあまりありません。
なぜなら上記でも述べたように必要性を感じていないからです。そのため、分からないことを放置してしまい、テスト勉強が苦手に感じてしまいます。
習慣化出来ていない
日頃から勉強をしていない子供にテスト前だけ勉強をさせることは逆に勉強を嫌いにさせてしまう傾向があります。
習慣化出来ていない状態でテスト勉強に入るとストレスも溜まり集中も散漫になってしまいます。
小学生にテスト勉強は必要?
結論から述べると、小学生のテスト勉強は必要です。しかしその意味合いは中学校、高校とは少し違ってきます。
中学生以上のテストは進学に大きく関わってきます。一方で、小学校のテストは中学受験を考えていない限り、深くは関わってきません。
では小学生のテストはどのように捉えればいいのでしょうか?それは、中学校でのテストまでの準備期間です。
小学校のテスト勉強を通して、勉強をする習慣を身につけさせることに最も意義があります。
中学になると科目数も増え、さらに部活に所属するなど、勉強を生活に組み込むことが苦しくなっていきます。
しかし、小学生の時からしっかりと習慣化が出来ていれば、ストレスを感じることなく勉強を普段の生活に組み込むことができます。
まとめると、小学生のテスト勉強は勉強を習慣化させるための練習期間であり、必ずしておくべきものだということです。
そこに高得点や満点を取ることで、自分の成功体験として自信もつけられます。
小学生がテストで高得点をとるためにするべきこと
小学生のテストで高得点を取ることは、自信にも繋がり、さらに高得点を取るための自分にあった勉強方法を身につけることができます。
ここでは、高得点を取るためにすべきことを5つ紹介します。
教科書の大切さを理解する
「教科書を完璧に理解しておけば解けない問題はない」と言えるほど教科書は大切です。
テストというのは、必ず教科書の内容から出題されます。したがって、教科書を何度も解き直し、理解していくことが高得点への最大の近道です。
しかし、教科書を用いた勉強方法にも注意があります。
それは、教科書に載っている問題は答えがないということです。なのでしっかりと授業を聞いて、ノートをとることが大切です。
テストに出やすい問題を選定できるようにする
テスト勉強を何度も取り組む中で、感覚的に「この問題は出題されそう、この問題は重要だし解き直そう」というのがわかるようになります。
この選定できる力は勉強の効率化にも繋がり、短い時間の中でも密度の濃いテスト勉強ができるようになります。
そのためにも日頃から授業をよく聞き先生が何度も繰り返し言うような問題や解き方を把握することも大切になります。
授業の復習を心がける
「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように習ったことをその日のうちに復習することで定着度が格段にあがります。
最低でもその週で習ったことを週末の学校が休みの日に復習するように心がけましょう。
さらに復習することによって自分が理解できていない箇所も明確になるので苦手を潰すこともできます。
自分に合った勉強法を見つける
自分に合った勉強方法を見つけることが、記憶への定着のしやすさや、勉強時間の短縮といったメリットをもたらします。
私自身も自分の勉強の仕方がわからず、ひたすら書き写して覚えていました。しかし、記憶を定着させるのに苦労しました。
そこで、書くと同時に読む勉強方法を取り入れたことによって、格段に吸収速度が変わりました。
このように、自分に合った勉強方法、それ以外にもノートの取り方、勉強時間などを意識的に工夫することが高得点に繋がります。
家庭教師や塾を利用する
どうしても独学での勉強で成績をあげることが難しいなら、家庭教師や塾といったサポートもいいかもしれません。
特に最近ではサービスの質もあがっており、勉強を教えるだけではなく、勉強を好きになる、勉強を習慣化するような教育に力をいれているところもあり、子どもの将来を考えるなら有力な選択肢だといえるでしょう。
また、オンラインでの教育が可能な家庭教師や塾も増えているので、家にいながら、送り迎えの必要もなく教育を受けることもでき、負担がかなり少ないためおすすめです。
テスト勉強をがんばる小学生のために親ができること
テストの点が伸びない理由として、全てが子どもの責任では決してありません。
親が積極的にサポートすることでテストの点は大きく変わります。ここでは親がお子さんにできることを4つ紹介します。
目的意識を持たせる
勉強を継続させるにはモチベーションを維持させる必要があります。
しかし、小学生ではまだ、今やっている勉強が何に繋がるかを理解することは難しいでしょう。そうした自分では考えられない部分を親が一緒に考えてあげましょう。
将来の夢を聞いてあげて、それを実現させるには勉強をしなくてはいけないということを伝えてあげましょう。決して頭ごなしに「勉強しろ」と言ってはいけません。
成果に対して褒めてあげる
どんな些細なことでもいいので、お子さんが頑張って出した結果に対してはしっかりと褒めてあげましょう。
特に小学生の年頃は、自分のやったことに対して褒めてもらうことで、もっと頑張ろうとなりやすいです。
また、褒める時にも、お子さんに対して、頑張ったことや学んだことを聞いてあげましょう。
具体的に聞いてあげることで、お子さんも自分に興味を持ってくれていると感じモチベーションの維持につながります。
勉強する姿勢を見せる
お子さんに対して親も勉強する姿勢を見せてあげましょう。
よく勉強嫌いになる理由として、自分ばっかり勉強させられていると思ってしまうとういのがあげられます。
なので、お子さんが勉強する時間に合わせて一緒に勉強することでその気持ちを払拭してあげましょう。
また、小学生の時は、親の姿を真似する傾向があります。自ら勉強する姿を見せることでお子さんの勉強のやる気を出させることが可能です。
分からないことは一緒に考えてあげる
勉強で理解できないことに関して一緒に考えて答えを導いてあげましょう。
特にお子さんが分からないと質問してくる時は、向上心があるときです。その時に、「自分で調べて」などとないがしろにしてしまうと、せっかくのモチベーションがなくなってしまいます。
それが勉強嫌いにつながります。答えを一緒に考えてあげることで、勉強に意欲的にもなりますし、授業に置いていかれることもなくなります。
小学生のうちに勉強して中学校に備えよう
小学生の時の勉強は、中学からの勉強をスムーズに取り組めるようにする準備期間でもあります。
中学からは小学校と比べて科目も範囲も多くなります。勉強する時間も増えるので勉強嫌いのままでは、確実に成績は悪くなってしまいます。
小学生のうちに勉強を習慣化させて、中学からしっかりとしたスタートを決めましょう。
今回は、満点をとる子が実際にしている勉強法を解説しました。
満点は親の助けがあってこそ取れるものなので、是非この記事を参考に満点を目指してみてください。